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2021年(令和3年)いかなご解禁日
2021年(令和3年)のいかなごシンコ漁解禁日は現時点で未発表です。
例年、2月下旬から3月上旬に解禁されています。昨年は、播磨灘・大阪湾ともに2月29日に解禁され、播磨灘は3月6日終漁・大阪湾は3月3日終漁となっています。
2021年(令和3年)いかなごシンコ漁情報
過去のいかなご解禁日及び終漁日
漁期 | 解禁日 | 終漁日 | |
大阪湾 | 播磨灘 | ||
2020年(令和2年) | 2月29日 | 3月3日 | 3月6日 |
2019年(平成31年) | 3月5日 | 3月8日 | 3月25日 |
2018年(平成30年) | 2月26日 | 3月17日 | 3月24日 |
2017年(平成29年) | 3月7日 | 3月18日 | 3月22日 |
2016年(平成28年) | 3月7日 | 3月29日 | 4月23日 |
2015年(平成27年) | 2月26日 | 3月27日 | 4月18日 |
2014年(平成26年) | 2月28日 | 4月24日 | 4月26日 |
2021年(令和3年)いかなごシンコ価格
昨年は、魚の棚商店街での今年の価格は4000円前後/1kgとなっていたようです。垂水では3000円/1kgで提供されているところもあったようです。
近年の不漁状況から、今年も高値が続くことが予想されます。
2021年(令和3年)イカナゴシンコ漁の予測
2月半ば以降に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、2021年度のイカナゴシンコ漁の予測が発表される予定です。
2021年(令和3年)イカナゴ稚仔分布調査結果
1月末頃に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、イカナゴ稚仔分布調査の結果が発表される予定です。
2021年(令和3年)イカナゴ親魚調査結果
2021年1月9日に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、2021年のイカナゴ親魚調査結果が発表されています。
産卵量指数は、昭和61年を1.00とした場合の今年は0.11となり、昨年に引き続き低い値となっていました。
昨年の0.06に比べるとやや改善しているようですが、産卵盛期のズレの範囲で、今年も昨年同様イカナゴの漁獲量は少なくなってしまう可能性が高そうです。
イカナゴの漁獲量推移
平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 平成31年 | 令和2年 |
11,082(t) | 1,001(t) | 1,715(t) | 899(t) | 147(t) |
平成31年並びに令和2年の漁獲量は水産課調べ(速報値)
兵庫県のイカナゴ漁獲量は、昭和45年頃には約4万トン、その後は1万5千トンから3万トン程度で増減していましたが、平成15年以降は1万トン程度にまで減少。平成29年以降は大幅に減少し2千トンを下回る水準。昨年は147トンにまで漁獲量を下げています。
海の“きれいすぎ”がイカナゴ不漁の原因?

イカナゴ不漁の原因には、産卵場所である海底の砂地の減少や埋め立てによる水質変化など色々あるようですが、海がきれいになりすぎたことも一因となっているようです。
1970年代、生活排水による瀬戸内海の水質悪化に伴い排水基準の規制が強まったことで水質が改善した一方で、海水中の栄養塩の低下にもなってしまい、結果イカナゴの不漁につながっている可能性があるようです。
この件に関して平成30年度兵庫県規制改革推進会議審議案件の中でも審議されており、栄養塩管理運転実施の観点から、水の汚れを示す生物化学的酸素要求量(BOD)の規制値の基準が見直される方針のようです。
子供時代には当たり前のように食卓に出てきたイカナゴのくぎ煮も今ではすっかり高級魚になってしまいました。また昔のようにイカナゴの数が増えてくるといいですね。
ホームページ 平成30年度兵庫県規制改革推進会議報告書
解禁日までの予定
1月上旬~2月中旬にかけて、以下のとおり調査・予報が公表される予定です。
- 稚イカナゴ親魚調査結果:1月上旬(公表済)
- 稚仔の分布調査 紀伊水道・大阪湾・播磨灘:1月下旬
- 稚仔分布調査結果の公表:1月末~2月上旬頃
- イカナゴシンコ漁況予報の公表:2月中旬頃
※稚仔の分布調査とその結果の公表については天候により日程変更の可能性あり
ホームページ イカナゴ情報(兵庫県立農林水産技術総合センター)