近畿の梅雨入り・梅雨明け
ゴールデンウイーク中はいい天気が続いていましたが、明けから天気が崩れ、しばらく雨が続く予報のようです。
この時期になってくると気になるのが、梅雨入りの時期ですね。
2022年の近畿(関西)エリアの梅雨入り&梅雨明けがいつ頃なのか、過去の傾向を見ながらまとめています。
近畿の梅雨入り情報
6月14日、大阪管区気象台から、「近畿地方は梅雨入りしたと見られます。」と発表されました。
近畿地方は梅雨入りしたと見られます。
近畿地方は、前線や低気圧の影響で曇りや雨となっています。向こう一週間も、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みです。
このため、近畿地方は、6月14日ごろに梅雨入りしたと見られます。(参考事項)
近畿地方の梅雨入り、梅雨明けの時期
梅雨入り 梅雨明け
平年 : 6月 6日ごろ 7月19日ごろ
昨年 : 6月12日ごろ 7月17日ごろ(注意事項)
・梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・梅雨の時期に関する報道発表は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに発表するものです。後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行い、その結果、本報道発表の期日が変更となる場合があります。
日本気象協会tenki.jpによると、当初2022年は早めに梅雨入りする予報でしたが、6月2日に発表された予報では、梅雨前線の北上が遅れていることから平年より遅くなる見通しとなっています。最新の予報では、近畿地方は6月11日(土)頃に梅雨入りする見込みです。
2022年「梅雨入り予想」平年より遅れる見通し 梅雨前線の北上は6月中旬か
11日(土)は広く雨が降り、梅雨入り判断の一つのタイミングにはなりそうですが、11日に雨を降らした後いったん梅雨前線が南下するため、梅雨入りは来週前半になる可能性もあるようです。
土曜は激しい雨に注意 来週前半は西日本を中心に大雨の恐れ 九州~東海も梅雨入りへ
年によっても変動がありますが、近畿での梅雨入りは平年で6月6日(月)頃。
観測されている1951年から昨年までで近畿で最も早い梅雨入りは、1956年の「5月22日頃」。
反対に最も遅かったのが、2019年の「6月27日頃」。
過去の梅雨入り時期を見ると、5月下旬:11回、6月上旬:37回、6月中旬:19回、6月下旬:3回、不明:1となっており、6月上旬~中旬に梅雨入りしている年が多くなっています。
ここ数年は比較的梅雨入りは平年に比べ遅くなっている傾向にあります。
昨年は、当初5月16日に梅雨入りと発表(速報値)されましたが、その後、確定値では「6月12日頃」に修正されています。
今年は、沖縄では一昨年に引き続きゴールデンウイーク中に梅雨入りしており、本州の梅雨入り(あるいは梅雨のはしり)も早いかもしれませんね。

近畿の梅雨明け情報

6月28日、大阪管区気象台から、「近畿地方は梅雨明けしたと見られます。」と発表されました。
近畿地方は梅雨明けしたと見られます。
近畿地方は、太平洋高気圧に覆われておおむね晴れています。向こう一週間も、引き続き太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みです。
このため、近畿地方は、平年よりかなり早い6月28日ごろに梅雨明けしたと見られます。
なお、6月28日ごろの梅雨明けは、梅雨入り・梅雨明けの記録がある1951年(昭和26年)以降、最も早い梅雨明けとなります。また、梅雨の期間は14日間となり、最も短い期間となります。
(参考事項)
1 近畿地方の梅雨入り、梅雨明けの時期
梅雨入り 梅雨明け
平年 : 6月 6日ごろ 7月19日ごろ
昨年 : 6月12日ごろ 7月17日ごろ
年によっても変動がありますが、近畿での梅雨明けは平年で7月19日(火)頃。
過去の梅雨明け時期を見ると、7月上旬:7回、7月中旬:39回、7月下旬:21回、8月上旬:3回、不明:1となっており、7月中旬~下旬に梅雨明けしている年が多くなっています。
梅雨の期間は平均すると41日間。過去最短は17日間、最長は61日間。長いと2ヶ月ほど梅雨が続くことも。

近畿での過去の梅雨入り・梅雨明け情報
年 | 梅雨入り | 梅雨明け | 梅雨期間日数 |
---|---|---|---|
2000年 | 6月9日ごろ | 7月18日ごろ | 39日 |
2001年 | 6月5日ごろ | 7月19日ごろ | 44日 |
2002年 | 6月11日ごろ | 7月20日ごろ | 39日 |
2003年 | 6月10日ごろ | 8月1日ごろ | 52日 |
2004年 | 6月6日ごろ | 7月13日ごろ | 37日 |
2005年 | 6月11日ごろ | 7月18日ごろ | 37日 |
2006年 | 6月8日ごろ | 7月27日ごろ | 49日 |
2007年 | 6月14日ごろ | 7月24日ごろ | 40日 |
2008年 | 5月28日ごろ | 7月12日ごろ | 45日 |
2009年 | 6月3日ごろ | 8月3日ごろ | 61日 |
2010年 | 6月13日ごろ | 7月17日ごろ | 34日 |
2011年 | 5月22日ごろ | 7月8日ごろ | 47日 |
2012年 | 6月8日ごろ | 7月16日ごろ | 38日 |
2013年 | 5月27日ごろ | 7月8日ごろ | 42日 |
2014年 | 6月3日ごろ | 7月20日ごろ | 47日 |
2015年 | 6月3日ごろ | 7月24日ごろ | 51日 |
2016年 | 6月4日ごろ | 7月18日ごろ | 44日 |
2017年 | 6月20日ごろ | 7月13日ごろ | 23日 |
2018年 | 6月5日ごろ | 7月9日ごろ | 34日 |
2019年 | 6月27日ごろ | 7月24日ごろ | 27日 |
2020年 | 6月10日ごろ | 8月1日ごろ | 52日 |
2021年 | 6月12日ごろ | 7月17日ごろ | 35日 |
※梅雨期間の日数は、梅雨入りと梅雨明けの日から計算しています
気象庁のサイトに、1951年以降の近畿での梅雨入りと梅雨明けのデータが公開されています。
ホームページ 昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):近畿