2020年いかなご解禁日は2/29・価格・イカナゴ漁況予報!今年もシンコは不漁の予想(2/28更新)

2020年いかなご解禁情報・価格・イカナゴ漁況予報

2020年いかなご解禁日

2020年のいかなごシンコ漁解禁日:2月29日(土)

(2020/2/29)いかなご解禁日初日の状況

明石市林崎漁業は出漁していましたが、残念ながら不漁のため中止となりました。

(2020/2/28)播磨灘西部では解禁日の29日には出漁せず

ちょっと気になるニュースが入ってきました。
魚群探知機でシンコの魚影がほとんど確認できないことから、播磨灘西部では解禁日の29日には出漁せず3月2日以降の出漁とすることを決定したようです。
東播磨・淡路島・大阪湾の漁業者については、解禁日の天候で漁の可否を判断するとのこと。

兵庫県の瀬戸内海で29日に解禁されるイカナゴのシンコ(稚魚)漁について、播磨灘西部の漁業者でつくる西播船曳網漁業同業会は27日、解禁日に出漁しないと決めた。魚群探知機でシンコの魚影がほとんど確認できないためで、3月2日以降の出漁を予定する。
同会によると、荒天以外などの理由で解禁日に漁を見送るのは初めて。一方、東播磨と淡路島、大阪湾の各沿岸の漁業者は、解禁日の天候で漁の可否を判断する。
イカナゴ漁解禁初日は出漁せず、荒天以外では初 播磨灘西部(神戸新聞NEXT)

(2020/2/24)播磨灘のいかなご解禁日は2月29日(土)に決定

2020年のいかなごシンコ漁の解禁日は、播磨灘でも大阪湾と同じく2月29日(土)と決定。

播磨灘でのイカナゴのシンコ(稚魚)漁について、沿岸の東・西播磨、淡路地域の漁業者らは24日、今季の解禁日を大阪湾と同じ29日に決めた。暖冬で水温が高く、シンコの成長が早まっているといい、昨季より5日早い解禁となる。
播磨灘のイカナゴ・シンコ漁 29日に解禁(ひょうご経済+)

(2020/2/22)大阪湾のいかなご解禁日は2月29日(土)に決定

2020年のいかなごシンコ漁の解禁日は、大阪湾では2月29日(土)と決定しました。

瀬戸内海に春を告げるイカナゴのシンコ(稚魚)漁について、兵庫県と大阪府の漁業者らは22日までに、今季の大阪湾の解禁日を29日と決めた。昨季は3月5日だった。暖冬で水温が高く、シンコの成長が早いという。一方、播磨灘の漁業者らは22日に予定していた試験操業を荒天で24日に順延し、同日に解禁日を決める予定。
イカナゴのシンコ漁2月29日に解禁 昨年より5日早く(神戸新聞NEXT)

2月17日に、いかなごシンコ漁況予報が公表されていますが、今年もシンコ漁は不漁の予測となっています。(播磨灘では昨年も下回る見込み)

過去のいかなご解禁日及び終漁日

猟期解禁日終漁日
大阪湾播磨灘
平成31年3月5日3月8日3月25日
平成30年2月26日3月17日3月24日
平成29年3月7日3月18日3月22日
平成28年3月7日3月29日4月23日
平成27年2月26日3月27日4月18日
平成26年2月28日4月24日4月26日

2020年いかなごシンコ価格

昨年度は、漁の時期にもよって変動しましたが、魚の棚商店街では3500~4000円/1kgくらいとなり、価格は前年対比でも上昇となりました。
調査の状況から、今年も高値が続くのではないかと予想されます。

2020年イカナゴシンコ漁の予測

2020年2月17日に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、2020年度のイカナゴシンコ漁の予測が発表されました。

稚仔分布調査・親魚調査の結果から予想されていたとおり、今年もイカナゴシンコ漁は不漁の予測となりました。

  • 播磨灘・・・平年を下回り、昨年も下回る予想
  • 大阪湾および紀伊水道・・・平年を下回り、昨年並みの予想

シンコ漁の予測昨漁期の漁獲量は、3海域において平年(標本漁協における平成21~30年の10年間、2、3月のシンコ漁獲量の平均値)および一昨年を下回った。今漁期は昨年と同様、産卵量や稚仔の分布量が少ないことから、“今漁期のシンコ漁獲量は、播磨灘では平年を下回り、昨年を下回る。大阪湾および紀伊水道では、平年を下回り、昨年並み。”と予想される。

※)シンコの網おろし日は各地区漁業者の自主的判断によるが、過去の経験から網下ろしが早過ぎた場合には不漁になる可能性が高い。網おろし日の決定にあたってはこの点を十分に考慮する必要がある。また、昨年に引き続きイカナゴの資源量が低水準であると予測されることから、昨年と同様、翌年の産卵親魚を残すことも考慮した漁獲や網あげの検討が必要である。

2020年イカナゴ稚仔分布調査結果

2020年1月31日に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、2020年1月21・22・23日の3日間にかけて実施されたイカナゴ稚仔分布調査の結果が発表されています。

稚仔採集尾数平均値(1㎡水柱あたりの尾数)は、播磨灘では昨年の1.9から1.4に0.5減少、大阪湾では昨年の2.0から1.1へ0.9減少となり、昨年対比でもかなり減少となっています。

海域ごとの稚仔採集尾数平均値

大阪湾では昨年、解禁以降の不漁から解禁日から3日間でシンコ漁が打ち切られましたが、今年も心配な状況です。

2020年イカナゴ親魚調査結果

2020年1月9日に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、2020年のイカナゴ親魚調査結果が発表されています。

産卵量指数は、昭和61年を1.00とした場合の今年は0.06となり、昨年の0.17も下回る低い値となっていました。

産卵量指数

昨年対比の低下は今年の産卵盛期が昨年より遅めだったことも影響しているようですが、今年も昨年同様イカナゴの漁獲量は少なくなってしまう可能性が高そうです。

イカナゴの漁獲量推移

平成27年平成28年平成29年平成30年平成31年
10,792(t)11,082(t)1,001(t)1,715(t)899(t)

兵庫県のイカナゴ漁獲量は、昭和45年頃には約4万トン、その後は1万5千トンから3万トン程度で増減していましたが、平成15年以降は1万トン程度にまで減少。さらに平成29年以降は大幅に減少し2千トンを下回る水準となっています。

海の“きれいすぎ”がイカナゴ不漁の原因?

イカナゴ

イカナゴ不漁の原因には、産卵場所である海底の砂地の減少や埋め立てによる水質変化など色々あるようですが、海がきれいになりすぎたことも一因となっているようです。

1970年代、生活排水による瀬戸内海の水質悪化に伴い排水基準の規制が強まったことで水質が改善した一方で、海水中の栄養塩の低下にもなってしまい、結果イカナゴの不漁につながっている可能性があるようです。

この件に関して平成30年度兵庫県規制改革推進会議審議案件の中でも審議されており、栄養塩管理運転実施の観点から、水の汚れを示す生物化学的酸素要求量(BOD)の規制値の基準が見直される方針のようです。

子供時代には当たり前のように食卓に出てきたイカナゴのくぎ煮も今ではすっかり高級魚になってしまいました。また昔のようにイカナゴの数が増えてくるといいですね。

ホームページ 平成30年度兵庫県規制改革推進会議報告書

解禁日までの予定

1月中旬~2月中旬にかけて、以下のとおり調査・予報が公表される予定です。

  • 稚仔の分布調査 紀伊水道・大阪湾・播磨灘:1月21日~23日(調査済)
  • 稚仔分布調査結果の公表:1月末~2月上旬頃(公表済)
  • イカナゴシンコ漁況予報の公表:2月中旬頃(公表済)

※稚仔の分布調査とその結果の公表については天候により日程変更の可能性あり

ホームページ イカナゴ情報(兵庫県立農林水産技術総合センター)

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