波門崎燈籠堂(明石港旧灯台)が復元
昨年6月から実施されていた、旧波門崎燈籠堂(きゅうはとさきとうろうどう、通称:明石港旧灯台)の復元工事がほぼ完了しているようです。
まだエリア内には入ることができず、また案内看板のカバーもかけられたままでしたが、灯台の周辺はかなりきれいになっています。
明石海峡大橋や淡路島を見渡せる広場やベンチも設置され、観光スポットとしてきちんと整備されています。
現場で作業をされていた方にお聞きすると、検査が完了していないことからまだ公開できないとのこと。遅くとも期限の8月末までには完了するであろうとのことでした。
以前は鉄柵に囲まれていましたが、囲いが低くなり、灯台の全景が見やすくなっています。
また、燈籠部もコンクリートから、元々の材質であった木製になり、シルエットも当初の姿に復元されています。
※宮内庁の蔵書で発見された「明石名所写真帖」に写る旧波門崎燈籠堂を元に再現
正式公開後は、周りに照明設備も設置され灯台のライトアップも行われるようです。
海側に張り出し部分が設けられ、見晴らしがよくなっています。
また海側からのアングルでも灯台がよく見えるようになっています。
復元前の燈籠部も展示されています。
こちらの方が重量感があって歴史を感じるのは私だけでしょうか。見慣れているということもありますけどね。
ジェノバラインの高速船から見ても見栄えが良くなりました。
ちなみに、旧波門崎燈籠堂(明石港旧灯台)は、明暦3(1657)年頃に5代藩主松平忠国によって造られたと言われており、日本最古の石造り灯台として、国の有形文化財にも登録されています。
旧波門崎燈籠堂(明石港旧灯台)
【住所】兵庫県明石市港町2-8