「明石市道路元標」をご存知でしょうか?
魚の棚商店街・東入口の少し南側に、小さな道標が設置されました。
高さ60cmほどの石の道標で「明石市道路元標」と彫られています。
道標の後ろには看板も一緒に設置され、「明石市道路元標(どうろげんぴょう、と読みます)」が何なのか、ここに設置された歴史的経緯などが説明されています。
読んでみると、「道路元標」とは、道路の起点や終点などを示すため各市町村に1基ずつ設置された標石のこと。「明石市道路元標」は、1919年に明石市の誕生とともに設置されたのだとか。
新たに作られて設置されたものではなく、国道2号線・明石駅前交差点近くに設置されていたものが、道路拡張工事に伴いこちらに移設されてきたようです。
元々はこの場所にあり、なんと100年ぶりに元の場所に戻ってきたのだとか。歴史を感じますね。
歩道の脇にあり、意識して見ないと見過ごしてしまいそうですが、お近くに行かれた方は探して是非見学してみてください。
場所は、国道2号線・明石駅前交差点から銀座通り商店街を南に180mほど進んだところ。
魚の棚商店街のべんてん通りの入り口を過ぎてすぐの場所です。
大久保と魚住にも道標が現存
明石市内には、明石市道路元標のほか、「大久保村」と「魚住村」の道路元標が現存しているようです。
googleストリートビューで、「明石市道路元標」と検索してみると、大久保(大久保駅の北側)と魚住(魚住小学校近く)に道路元標が見つかります。
彫られている文字までは読み取れませんが、道標らしきものが立っているのが確認できます。
近くに行ったら実際に見てみたいですね。