魚の棚に行ったら足元のマンホールにも注目
明石の台所「魚の棚(うおんたな)商店街」には100店舗以上のお店が軒を並べ、明石で水揚げされた魚介を中心にさまざまな食材が並んでいます。
美味しそうなグルメにばかり目がいってしまいますが、ちょっと足元にも目を落としてみると、魚の棚の所々にかわいいデザインのマンホールが設置させていることに気付きます。
これは、明石市制施行100周年を記念して設置されたデザインマンホールです。デザインは「明石たこ大使」でもあるさかなクンです。
さかなクンが描き下ろした「マダイ」や「マダコ」「イカナゴ」「アナゴ」など、明石にゆかりのある魚たちが全部で19種類のイラストがデザインされています。
魚の棚商店街に行った際には是非マンホールにも注目してみてください。
子供さんには、夏休みの自由研究として、マンホールにデザインされた魚たちを調べてみても面白いかもしれませんね。
設置されているマンホール
マダコ
明石と言えば「明石蛸」のマダコ。かわいいデザインです。
しっかりした食感と濃い味が魅力です。多くの明石焼のお店でも明石蛸が使われています。
キュウセン(オス:あおべら、メス:あかべら)
ベラは関東ではあまり食べられないようですが、明石では人気の魚。
塩焼きや煮付けでしか食べたことがありませんが、お刺身も美味しいようです。
キジハタ(あこう)
高級魚とも言われるキジハタ(あこう)です。
美味しいお魚ですが、釣るのは難しいんですよね。
マアナゴ(あなご)
関西で穴子と言えば高砂ですが、明石の穴子も明石鯛や明石蛸と並び名産です。
焼きアナゴは手土産・お土産にもぴったり。
アカメバル(めばる)
メバルです。
子供のころから煮付けでよく食べているお馴染みのお魚です。
イカナゴ
くぎ煮で有名なイカナゴです。
昔はシンコを買ってきて各家庭でくぎ煮を作っていたものです。
最近は漁獲量が減っているため、すっかり高級な魚になってしまいました。
サワラ(さごし→やなぎ→さわら)
食卓にお馴染みのサワラです。
明石では新鮮なサワラが水揚げされ、塩焼きだけでなくお刺身でもいただけます。
アイナメ(あぶらめ)
アイナメも明石浦の代表的な魚の一つ。
家庭の味というより料理屋さんでいただくお魚です。
ブリ(もじゃこ→つばす→はまち→めじろ→ぶり)
出世魚として有名なブリ。
関東では呼び方も変わり、ハマチはイナダ、メジロはワラサと呼ばれます。
ちなみに関東のハマチは養殖ハマチのことを指すのだとか。
カワハギ(まるはげ)
スーパーでもよく見かけるカワハギ。
明石では新鮮なカワハギが水揚げされます。
ゴマサバ
夏によく釣れるゴマサバ。
明石海峡の早い潮流でよく締まったゴマサバは、お刺身でも塩焼きでも煮付けでも美味しいです。
マダイ
明石を代表する魚のマダイ。明石鯛と言えば全国区の知名度を誇ります。
明石に来たらこれを食べずに帰れません。
ウマヅラハギ(ながはげ)
かわいい顔のウマヅラハギ。
肝醤油で食べる新鮮なウマヅラハギのお刺身は最高です。
ガザミ(わたりがに)
あまり漁獲量は多くありませんが、明石でもガザミ(わたりがに)があがります。
クラカケトラギス(とらはぜ)
トラギスと言われるようにトラ柄が特長のクラカケトラギス。関西ではタイガースの愛称も。
普通のキスのように、天ぷら、唐揚げ、フライなど火を通すと美味。
アカエイ(えい)
エイの仲間、アカエイです。
食べたことがありませんが、煮付けやムニエルにしていただけるようです。
新鮮なアカエイはお刺身も美味しいとか。
コブダイ(えびすだい)
おでこの大きなコブが特長のコブダイ。
鮮やかな朱色の体色からエビスダイとも呼ばれます。
シロギス(きす)
真っ白な体色のシロギス。
天ぷら、唐揚げ、フライなど火を通すと美味。
コウイカ(はりいか)
明石を代表するイカのコウイカ(はりいか)。
お刺身でも焼いても美味しいです。新鮮なコウイカなら内臓もスミも丸ごといただけます。
さかなクンからのメッセージ
明石市制施行100周年、心より、おめでとうギョざいます。
さかなクンも幼魚のころから憧れて大好きな明石の海には、タコちゃん、タイちゃん、ヒラメちゃんなどたからものがいーーーっぱい!
これからも輝きつづける明石の感動をギョ一緒させてください。
そして、明石のお魚さんたちの快適な水環境を未来へつなげていきましょう。
明石天文科学館にもご当地マンホールが
明石天文科学館の入り口にも、白いご当地マンホールが展示されています。
このマンホールは、明石市のマンホールカードにも採用されたもの。
子午線(東経135度線)上に位置する実際の場所にも設置されています。明石天文科学館東側の歩道と亀の池のすぐそばの2ヶ所に設置されているレアマンホールです。
天文科学館の中にも一つマンホール「光るマンホール」が隠されています。
3階の展示室のどこかにありますよ。
マンホールは子午線の真上に設置され、下に通る線は子午線を示しています。
現時点で、明石市内で子午線上に設置されているマンホールはこの3つだけ。
明石天文科学館に行ったら探してみてください。
付近には「時の道」という散歩道も整備され、時と歴史を感じながらゆっくり散策もできます。