明石公園・西芝生広場で「明石薪能」開催
伝統文化を今に伝える催し「明石薪能」が、2023年10月21日(土)に明石公園で開催されます。
26回目を迎える今回の演目は、狂言「鎌腹(かまばら)」と能「天鼓(てんこ)」。
明石公園の西芝生広場に移動式の能舞台が設置され、かがり火の中、明石城を背景に狂言や能を堪能することができます。
チケットは、あかし案内所、明石市立市民会館、明石市立西部市民会館、明石文化国際創生財団、チケットぴあで販売中です。
お能を楽しむための会
当日の能「天鼓」を楽しむために、事前解説講座が開かれます。
能についての基礎知識から、当日の演目「天鼓」の解説まで、資料を使って分かりやすく、楽しく学べる初心者向けの講座です。
事前に解説を受けておけば当日の能舞台をより堪能することができます。
参加料は無料ですが、事前申込が必要です。申込は9月6日から。
【開催日時】
①2023年10月6日(金)18:30~20:00
②2023年10月14日(土)10:00~11:30
③2023年10月14日(土)13:00~14:30
【講師】観世流能楽師 笠田 昭雄
【定員】各回50名(先着順)
【料金】無料
【場所】ウィズあかし ①学習室701、②③学習室801
【所在地】兵庫県明石市東仲ノ町6-1 アスピア明石北館
天鼓のあらすじ
中国・後漢の時代。王伯・王母という夫婦に授かった子ども「天鼓」は、不思議な生い立ちで、母が天から鼓が降って胎内に宿るという夢を見て授かりました。
するとその後、本当に、美しい音の出る鼓が天から降ってきて、天鼓はいつも楽しそうに鼓を奏で、その鼓の発する音は、大変に素晴らしいものでした。
ある日、噂をきいた皇帝から鼓を献上するよう命令を受けた天鼓は、それを拒み、鼓は取り上げられ、呂水という川に沈められてしまいました。
天鼓の父は、天鼓との別れを嘆き、悲しみに暮れてしまいます。一方、宮中に献上された鼓は誰が打っても一向に鳴りません。皇帝は勅使を遣わし天鼓の父に、鼓を打つよう命じます。
悲しみに暮れる王伯でしたが、命をかけてわが子の形見の鼓を打ちに行くことを決心し、鼓を打ちます。すると世にも妙なる音色が響き、その様子に心打たれた皇帝は天鼓を弔おうと心に決めます。
やがて、皇帝一行が呂水のほとりで音楽法要を手向けていると、天鼓の幽霊が弔いを感謝して現れます。
天鼓は鼓を軽やかに打ち鳴らすと、自分に手向けられた音楽の興に乗じ、満天の星空の下で舞い戯れるのでした。
第26回明石薪能
【開催日】2023年10月21日(土)
【時間】16:30開場、17:30開演
【座席数】1,400席
【場所】明石公園 西芝生広場(組立式能舞台)
【チケット(前売)】S席(指定席)5,000円、A席(自由席)3,000円、高校生以下 1,000円
【チケット(当日)】S席(指定席)5,500円、A席(自由席)3,500円、高校生以下 1,000円
【チケット販売日】2023年8月15日(火)~
【チケット販売所】あかし案内所、明石市立市民会館明石市立西部市民会館、明石文化芸術創生財団、チケットぴあ
ホームページ 令和5年度(2023年) 第26回明石薪能