明石川流域の住民から高濃度の発がん性疑い物質が検出
2023年9月21日付の神戸新聞NEXTに心配なニュースが掲載されていました。
明石川流域に住む明石市民の血中濃度を調査すると、発がん性の疑いが指摘されている物質が高濃度で検出されたようです。
発がん性などが指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)について、明石川流域で暮らす明石市民の血中濃度を調べた結果、9人中6人から健康を害するリスクが生じるとされるドイツの基準値を超える数値が検出されたことが、21日分かった。京都大の小泉昭夫名誉教授(環境衛生学)と、丸尾牧兵庫県議(尼崎市選出)が明らかにした。
有機フッ素化合物(PFES)は、自然界で分解されにくく水などに蓄積される物質。人への毒性も指摘されており、国際条約で廃絶や使用制限されています。中でも、「PFOS」と「PFOA」の2種は発がん性が疑われているようです。
2020年に実施された国の調査で、明石川から取った水道水から「PFOS」と「PFOA」が国の基準ぎりぎりの高い濃度で検出されたことから、今回の調査が実施されたようです。
国内の基準値とドイツの基準値の違いなど分からないことも多いですが、健康的なリスクが高いことは間違いなさそうです。
さらに、今回の調査では9名が対象でしたが、最低300人以上の市民への調査などを明石市に申し入れているようです。
2020年の調査結果を踏まえ、明石川での取水は2025年度を目途にやめる方針となっていますが、2025年度というとまだずいぶん先です。
「ただちに病気に直結する数値ではない」とことですが、水は毎日口にするものなので、やはり心配です。
浄水器を使っている人は「PFOS」「PFOA」の数値が低くなっているようなので、可能なら浄水器を使うのが安心です。
明石市から安全性と今後の対策が発表
(追記しました)
明石市のホームページで、水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の低減対策について発表がされています。
明石の水道水は、有機フッ素化合物が水質管理目標設定項目になった令和2年度から現在まで、市内の給水末端で暫定目標値は全てクリアしており、安全な水道水であり、飲み水として全く問題ありません。
数値的には暫定目標値をクリアしているものの、水量・水質ともに不安定な明石川河川水は、2025年度から大幅に減量し、2028年には完全に取水を廃止する方針となっています。
現在は、降雨の後等水量があるときの河川水を積極的に取水、地下水と混合、活性炭の交換頻度を上げる等、有機フッ素化合物を低減するさまざまな対策が取られています。
詳しくは、明石市のホームページをご覧ください。
ホームページ 水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の低減対策について