このページの内容
- 1 2021年(令和3年)いかなご解禁日
- 2 2021年(令和3年)いかなごシンコ漁情報
- 2.1 (2021/3/20)解禁15日目
- 2.2 (2021/3/19)解禁14日目
- 2.3 (2021/3/18)解禁13日目
- 2.4 (2021/3/17)解禁12日目
- 2.5 (2021/3/16)解禁11日目
- 2.6 (2021/3/15)解禁10日目
- 2.7 (2021/3/13)解禁8日目
- 2.8 (2021/3/12)解禁7日目
- 2.9 (2021/3/11)解禁6日目
- 2.10 (2021/3/10)解禁5日目
- 2.11 (2021/3/9)解禁4日目
- 2.12 (2021/3/8)解禁3日目
- 2.13 (2021/3/6)いかなご解禁日初日情報
- 2.14 (2021/2/24)いかなご解禁日は3月6日(土)に決定
- 2.15 過去のいかなご解禁日及び終漁日
- 3 2021年(令和3年)いかなごシンコ価格値段
- 4 2021年(令和3年)イカナゴシンコ漁の予測
- 5 2021年(令和3年)イカナゴ稚仔分布調査結果
- 6 2021年(令和3年)イカナゴ親魚調査結果
- 7 イカナゴの漁獲量推移
- 8 解禁日までの予定
- 9 いかなごレシピ
- 10 海の“きれいすぎ”がイカナゴ不漁の原因?
2021年(令和3年)いかなご解禁日
今シーズンの最新いかなご情報はこちらのページをご覧ください。
2021年のいかなごシンコ漁は、播磨灘・大阪湾ともに3月6日です。
2021年1月17日に発表された「令和3年漁期イカナゴシンコ(新子)漁況予報」では、播磨灘では平年を下回り一昨年も下回る予想、大阪湾では平年は下回るも一昨年並みの予想です。
大阪湾では、解禁日の6日以降、休漁日の7日と9日・10日も休漁としていたものの、8日・11日ともに不漁だったことから、来季以降の資源量を確保するために、大阪湾は11日をもって終漁を決定しています。播磨灘では20日が終漁日となりました。
終漁日
- 大阪湾・・・2021年(令和3年)3月11日(木)
- 播磨灘・・・2021年(令和3年)3月20日(土祝)
2021年(令和3年)いかなごシンコ漁情報
(2021/3/20)解禁15日目
イカナゴ最後にもうひと炊きどうですか、非常に大きめではなく大きめ(5〜6㌢)、
㌔800円、これで最後‼️— 松庄なう (@fish449238) March 20, 2021
本日いかなご最終日。
サイズはかなり大きめになりますので、釜揚げや唐揚げがおすすめですよ。
いかなごレシピもご参考に。
(2021/3/19)解禁14日目
いかなごも終盤。サイズはかなり大きめのようです。
イカナゴ非常に大きいめ、
3㌔1000円、
炊き納め、家用にどうですか?— 松庄なう (@fish449238) March 19, 2021
(2021/3/18)解禁13日目
今日もサイズは大きめ、キロ500円で販売されているようです。安すぎ、です!
イカナゴ、大きめ、㌔500円‼️
— 松庄なう (@fish449238) March 18, 2021
今日は木曜日で通常漁は休みですが、いかなごは出漁があり入荷ありです。
20日の終漁日まで残すところ3日です。
(2021/3/17)解禁12日目
昨日に比べると水揚げは少し少なかったようです。
いかなごシンコ漁は3月20日(土)をもって終漁となることが決定しています。
前半で炊いた方も、価格が落ち着いてきた後半、もう一炊きできそうですね。
2021イカナゴ新子漁は今週末20日(土㊗️)をもって終漁、
残すところあと3日、
明日(木)は臨時営業させて頂きます、
まさかのシーズン、これで炊き納め‼️— 松庄なう (@fish449238) March 17, 2021
いかなごシーズンも終盤。サイズも大きくなり、値段もかなり下がってきている様子です。
本日、播磨灘の終漁について再協議が行われる予定。
(2021/3/16)解禁11日目
サイズは少し大きめのようですが、本日も引き続き漁は好調の様子。
(2021/3/15)解禁10日目
サイズは大きかったこともあり、価格はもう一段低下している様子。
魚の棚の松庄さんによると、キロ1,500円~。900円で販売されている時間帯もあったようです。
【イカナゴ解禁10日目】
販売時刻:9時前~14時頃
販売価格:1㎏1500~900円
サイズ:6㎝くらい(大きめ)— 松庄なう (@fish449238) March 15, 2021
本日もいかなごシンコ漁は好調が続いている様子。
(2021/3/13)解禁8日目
5cmのいいサイズで1,800円/kgくらいだったようです。大きいサイズだと1,000円以下で販売されているお店もあった様子。
明日の日曜日は休漁日のため入荷なしです。
【イカナゴ解禁8日目】
販売時刻:9時過ぎ~1時頃
販売価格:1㎏1800円
サイズ:5 ㎝くらい(炊き頃) pic.twitter.com/llmu98DMhR— 松庄なう (@fish449238) March 13, 2021
魚の棚商店街では今日もいかなごの入荷は順調の様子。
(2021/3/12)解禁7日目
大阪湾では昨日でイカナゴシンコ漁は終漁となりましたが、播磨灘は引き続き好調の様子。
今日も朝一の入荷分から1000円台になりそうです。
イカナゴ、漁況は良好のよう、
相場も下がりおそらく朝一番から1000円台かと、
あとは大きさ?— 松庄なう (@fish449238) March 11, 2021
(2021/3/11)解禁6日目
大阪湾では、不漁が続くことから本日3月11日で終漁となる見込みです。今年は3月6日、8日、11日の実質3日間の出漁で終わることになります。(昨年は実質2日間)
6日に解禁された大阪湾でのイカナゴのシンコ(稚魚)漁が、11日で打ち切られたことが同日、漁業関係者らへの取材で分かった。淡路島以西の播磨灘での漁は当面継続する。大阪湾での不漁は今季も深刻で、来季以降の資源量を確保するためには、早期の終漁が不可欠と判断した。
木曜日は通常休漁ですが、いかなごは出漁。
キロ1,300円~1,800円くらいで、今年は比較的価格は安定しているようです。
【イカナゴ解禁6日目】
販売時刻:9時過ぎ~13時頃
販売価格:1㎏1800円~1300円
サイズ:5 ㎝くらい(炊き頃)
※大きい目:1㎏800円くらい?(他店)— 松庄なう (@fish449238) March 11, 2021
(2021/3/10)解禁5日目
なんと!1,300円/kgまで価格は下がっている様子。最終1,200円まで値下がりしていたみたいです。いかなごの状態もいいみたいで、この状態がずっと続けばいいですねー。
イカナゴ、本日、最終便入荷‼️
品物抜群‼️
1㌔1300円‼️— 松庄なう (@fish449238) March 10, 2021
相場も下がって、朝一番の入荷分も3,000円/kgを下回ってきているようです。
イカナゴ朝一番入荷、
早くも1㌔3000円を下回る‼️— 松庄なう (@fish449238) March 9, 2021
(2021/3/9)解禁4日目
今日の播磨灘はわりと好漁で、魚の棚の入荷も多いようです。
価格は2,500円~4,500円/kg。
— 松庄なう (@fish449238) March 8, 2021
大阪湾では昨日の漁獲量が少なかったため、今日明日の2日間休漁となるようです。
播磨灘では通常通り出漁。
大阪湾でイカナゴのシンコ(稚魚)漁を行う神戸市、淡路島、大阪府の漁業者らは8日、同日の漁獲量が少なかったため、9、10日の2日間、休漁すると決めた。11日に再出漁し、漁獲量次第で終漁も検討するという。
イカナゴ漁、大阪湾で2日間休漁へ
(2021/3/8)解禁3日目
本日は、魚の棚「松庄」さんでは、3,800円~4,800円/kgの販売価格となったようです。
【イカナゴ解禁3日目】
入荷時刻:朝一番8時過ぎ~最終11時前
販売価格:1㎏4800円~3800円
サイズ:5㎝くらい
大きめは3000円くらい?(他店)
※資源保護の観点から早期終漁の可能性も— 松庄なう (@fish449238) March 8, 2021
朝一番の状況は良くなさそうです。初日のように後半回復してくれればいいですが。
(2021/3/6)いかなご解禁日初日情報
解禁日初日の魚の棚商店街に行ってみました。
こちらは「松庄」さん。今年も人気ですね。11時半頃でしたがまだ列ができていました。
朝一番の水揚げは少なかったものの、その後持ち直しているみたいですね。
商店街を見て周ると、少し値も下がって3,500円~4,500円/kgくらいになっているようです。サイズによっては3,000円くらいに下がっているお店も。
ちなみに、垂水駅前のイオンでは3,500円くらい。いかなごを買い求める客でレジがかなり込んでいました。
明日は日曜日は休漁日のため、次回の販売は3月8日(月)となります。
朝一番の入荷分のお値段は、4,500円~5,000円/㎏(お店によって異なります)
くぎ煮、食べたーーい!!
— 一般社団法人 明石観光協会 (@yokoso_akashi) March 6, 2021
皆さん待ち遠しい。魚の棚商店街では朝から長蛇の列ができています。
お店にもよりますが、4,500円~5,000円/kgの価格帯の様子。昨年よりも少し高めになっているみたいですね。
シンコの成長を待ち少し解禁日を遅らせたこともあり、サイズは大きめのようです。
イカナゴ、かなり並ばれていますが、今のところあまり芳しくないよう💦
— 松庄なう (@fish449238) March 5, 2021
魚の棚商店街の魚屋「松庄」さんのツイートによると、今年も厳しそうです。
(2021/2/24)いかなご解禁日は3月6日(土)に決定
2021年のいかなごシンコ漁の解禁日は、播磨灘・大阪湾ともに3月6日(土)と決定しました。
昨年は2月29日でしたが、今年は少し成長を待ち昨年より6日遅れの解禁となります。
過去のいかなご解禁日及び終漁日
漁期 | 解禁日 | 終漁日 | |
大阪湾 | 播磨灘 | ||
2020年(令和2年) | 2月29日 | 3月3日 | 3月6日 |
2019年(平成31年) | 3月5日 | 3月8日 | 3月25日 |
2018年(平成30年) | 2月26日 | 3月17日 | 3月24日 |
2017年(平成29年) | 3月7日 | 3月18日 | 3月22日 |
2016年(平成28年) | 3月7日 | 3月29日 | 4月23日 |
2015年(平成27年) | 2月26日 | 3月27日 | 4月18日 |
2014年(平成26年) | 2月28日 | 4月24日 | 4月26日 |
2021年(令和3年)いかなごシンコ価格値段
初日、魚の棚商店街での価格は、朝一番は4500円~5000円/kgくらいの高値となっていましたが、後半は漁況が良くなり最終3000円/kgくらいにまで値段は下がっていたようです。
平均的には4000円くらいと今年も高めの価格帯になっています。
魚の棚では、解禁4日目以降、漁が安定してきたこともあり、価格も低下傾向。5日目には1200円ほどにまで低下しているお店も。
後半は1000円~1200円ほどで推移。サイズによっては500円くらいまで下がっているお店も。
2021年(令和3年)イカナゴシンコ漁の予測
2021年2月17日に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、2021年度のイカナゴシンコ漁の予測が発表されました。
稚仔分布調査・親魚調査の結果から予想されていたとおり、今年もイカナゴシンコ漁は不漁の予測となりました。
- 播磨灘・・・平年を下回り、一昨年も下回る予想
- 大阪湾および紀伊水道・・・平年を下回り、一昨年並みの予想
シンコ漁の予測昨漁期の漁獲量は、播磨灘、大阪湾、紀伊水道の3海域に おいて 平年(標本漁協における平成21~30年の10年間、2、3月のシンコ漁獲量の平均値)を下回り、播磨灘では一昨年を下回り、大阪湾および紀伊水道では、一昨年並みであった。
今漁期の産卵量や稚仔の分布量は、昨年と比較すると僅かに増加しているものの、平年と比較すると依然として低水準であることから、“今漁期のシンコ漁獲量は、3海域とも平年を下回る。”と予想される。
※)シンコの網おろし日は各地区漁業者の自主的判断によるが、過去の経験から網下ろしが早過ぎた場合には不漁になる可能性が高い。網おろし日の決定にあたってはこの点を十分に考慮する必要がある。また、依然としてイカナゴの資源量が低水準であることから、翌年の漁獲量を増やしていくためには、これまで以上に産卵親魚を残すことを考慮した漁獲や網あげの取組が必要である。
2021年(令和3年)イカナゴ稚仔分布調査結果
2021年2月1日に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、2021年1月20・21・22日の3日間にかけて実施されたイカナゴ稚仔分布調査の結果が発表されています。
稚仔採集尾数平均値(1㎡水柱あたりの尾数)は、播磨灘では昨年の1.4から2.5に増加、大阪湾でも昨年の1.1から3.5へと大幅に増加しています。平年比で見るとまだまだ及びませんが、回復の兆しになればいいですね。
昨年は、解禁以降の不漁から、大阪湾では解禁日から3日間、播磨灘でも6日間でシンコ漁が打ち切られました。今年はどうなるのでしょうか。
2021年(令和3年)イカナゴ親魚調査結果
2021年1月9日に、兵庫県立農林水産技術総合センターから、2021年のイカナゴ親魚調査結果が発表されています。
産卵量指数は、昭和61年を1.00とした場合の今年は0.11となり、昨年に引き続き低い値となっていました。
昨年の0.06に比べるとやや改善しているようですが、産卵盛期のズレの範囲で、今年も昨年同様イカナゴの漁獲量は少なくなってしまう可能性が高そうです。
イカナゴの漁獲量推移
平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 平成31年 | 令和2年 |
11,082(t) | 1,001(t) | 1,715(t) | 899(t) | 147(t) |
平成31年並びに令和2年の漁獲量は水産課調べ(速報値)
兵庫県のイカナゴ漁獲量は、昭和45年頃には約4万トン、その後は1万5千トンから3万トン程度で増減していましたが、平成15年以降は1万トン程度にまで減少。平成29年以降は大幅に減少し2千トンを下回る水準。昨年は147トンにまで漁獲量を下げています。
解禁日までの予定
1月上旬~2月中旬にかけて、以下のとおり調査・予報が公表される予定です。
- 稚イカナゴ親魚調査結果:1月上旬(公表済)
- 稚仔の分布調査 紀伊水道・大阪湾・播磨灘:1月下旬(公表済)
- 稚仔分布調査結果の公表:1月末~2月上旬頃(公表済)
- イカナゴシンコ漁況予報の公表:2月中旬頃(公表済)
※稚仔の分布調査とその結果の公表については天候により日程変更の可能性あり
ホームページ イカナゴ情報(兵庫県立農林水産技術総合センター)
いかなごレシピ
いかなごのくぎ煮
いかなごと言えばくぎ煮。くぎ煮の香りがないと春が迎えられません。
各家庭でオリジナルのレシピがありますが、一般的なレシピをご紹介します。
材料(いかなご1kg)
- いかなご新子・・・1kg
- 濃口しょうゆ・・・200cc
- みりん・・・150cc
- 酒・・・100cc
- 砂糖(ざらめ)・・・250g
- 生姜・・・50g
作り方
- 生姜を千切りにしておく
- いかなごをザルに入れ、手早く洗って水をよく切る
- 鍋にしょうゆ・みりん・砂糖(ざらめ)を入れて沸騰させる
- 沸騰したら、いかなごを3回ほどに分けてばらまくように手早く入れる
- 千切りにしたしょうがを入れる
- 中火~強火で15分ほど、アクを取りながら煮る
- アルミホイルで落とし蓋をして泡が沈むまでさらに煮る
- 煮汁が少し残るくらいまで弱火で煮る
- 鍋を軽く振って上下を返したら火を止めてザルに上げて冷ます
いかなごの釜揚げ
新鮮ないかなごの新子が出回るシーズンならではの釜揚げ。
ふっくら柔らかくゆで上げた新子にポン酢やしょうゆをかけていただきます。
くぎ煮にはちょっと大きめのサイズでも釜揚げなら全く問題なし。大きめが安く買えたときにもおすすめ。
材料(いかなご1kg)
- いかなご新子・・・1kg
- 水・・・3L
- 塩・・・100~120g
- 酢・・・大さじ1
作り方
- いかなご新子を流水でよく洗う
- 鍋で水を沸かして塩を入れる(酢を入れると状態が長持ち)
- 茹であがたっらザルに取り冷まして完成
いかなごの唐揚げ
ちょっと大きめのいかなごがあったら唐揚げもおすすめです。
サクっとあがった唐揚げはおつまみにもピッタリです。
「満天☆青空レストラン」 でも紹介されていましたが、ビールとの相性もばっちり!
※身が柔らかいので油に入れた直後は触らず衣が固まるまで待つときれいに出来上がります
材料(2人分)
- いかなご新子・・・150g
- 片栗粉・・・大さじ3
- 塩・・・少々
作り方
- いかなご新子を洗って水気をとる
- 片栗粉をまんべんなくまぶす(まぶしたらすぐ揚げる)
- 170~180度に熱した油で揚げる
- 塩をまぶして完成
海の“きれいすぎ”がイカナゴ不漁の原因?
イカナゴ不漁の原因には、産卵場所である海底の砂地の減少や埋め立てによる水質変化など色々あるようですが、海がきれいになりすぎたことも一因となっているようです。
1970年代、生活排水による瀬戸内海の水質悪化に伴い排水基準の規制が強まったことで水質が改善した一方で、海水中の栄養塩の低下にもなってしまい、結果イカナゴの不漁につながっている可能性があるようです。
この件に関して平成30年度兵庫県規制改革推進会議審議案件の中でも審議されており、栄養塩管理運転実施の観点から、水の汚れを示す生物化学的酸素要求量(BOD)の規制値の基準が見直される方針のようです。
子供時代には当たり前のように食卓に出てきたイカナゴのくぎ煮も今ではすっかり高級魚になってしまいました。また昔のようにイカナゴの数が増えてくるといいですね。
ホームページ 平成30年度兵庫県規制改革推進会議報告書