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魚の棚で買った「じん粉」を買ってきました
魚の棚商店街で「じん粉」を買ってきて、自宅で明石焼作りに挑戦してみました。
明石焼の食べ歩きをしていて、いつか自宅でも作ってみたいなと思っていました。
お店のお母さんに話を聞くと、銅板を使わなくても、鉄板のホットプレートでも作れるとのこと。
レシピも付いてくるので一つ買ってみました。320円。
じん粉を買ったお店
【店舗】明石魚の棚 座古海産(ざこかいさん)
【営業時間】8:00~18:00
【定休日】木曜日
【所在地】兵庫県明石市本町1-1-14
明石駅から真っすぐ南に進み、パピオスあかし2階から歩行者デッキを通って魚の棚商店街に入り、左(東側)に曲がってちょっと歩いた先にあります。
↓地図ではココ
戦後まもなくに創業した魚の棚商店街の海産物・珍味の老舗店。
いかなごのくぎ煮や明石ダコの柔らか煮、ちりめんなど明石・淡路の名産が並びます。
美味しそうなおつまみや珍味もいろいろあります。
じん粉(浮き粉)とは?
明石焼に欠かせないのが「じん粉」です。
じん粉とは、小麦粉のでんぷんを精製したもの。浮き粉とも呼ばれています。
通常の小麦粉はでんぷん質とたんぱく質からできていますが、たんぱく質は熱が加わると固まる性質があることから、小麦粉は加熱すると硬くなります。
じん粉は、小麦粉のでんぷん質だけでできているため加熱しても硬くならないのが特徴。
そのため、じん粉で作られた明石焼はふんわり柔らかな食感に作ることができます。
明石焼のレシピ(材料と作り方)
買ってきたじん粉は1袋500gとたっぷり入っています。単純計算で20人分くらい作れます。
明石焼の材料
お店でもらった明石焼のレシピです。
標準的なホットプレートのタコ焼きプレートを使って、この材料で約80個(20個×4人分)の明石焼が作れます。材料の分量は必要な個数に応じて調整してください。
- 昆布だし:1L
- 小麦粉:120g
- じん粉:100g
- 薄口しょうゆ:小さじ2
- 卵:5~6個
- 塩:少々
- 蛸(タコ):適量
明石焼の作り方
- ①水に昆布をつけてだし汁を作る(前日からつけておくのがオススメ)
※当日であれば、市販の白だし30ml程度でも可
- ②小麦粉とじん粉をだし汁で溶く
- ③さらに卵をだし汁に加えて溶く
- ④薄口しょうゆと塩を加えて味付けする
- ⑤ゆで蛸を1cm角程度に切る
- ⑥熱した鉄板に油をひく
- ⑦鉄板に作った生地を注ぐ(すぐに沈殿するので注ぐ前によくかき混ぜる)
- ⑧切っておいた蛸を1個ずつ入れる
- ⑨数分待って表面が固まってきたら順番にひっくり返す
- ⑩きれいに焼けたら完成!
ホットプレートでも美味しい明石焼が作れる?
タコ焼き用のプレートを使います
明石焼の専門店では、鉄板ではなく銅板を使って作りますが、そこまで用意はできませんので、普段使っているホットプレートにセットになっているタコ焼き用のプレートを使います。
明石焼の材料を混ぜ合わせます
材料を合わせて混ぜます。卵感は強めのほうが良さそうなので6個使いました。
いつもはタコ焼き粉を使って明石焼を作っていますが、それに比べると少しとろみが強いように感じます。
蛸も細かく切ります。
明石焼には地元明石の蛸が理想なのですが、今回はモーリタニア産を使っています。
明石蛸はちょっと値段が高かったので…。
ホットプレートで焼いていきます
ホットプレート全体に材料を万遍なく流し込み、タコを入れていきます。
生地はすぐに沈殿してしまうのでよくかき混ぜてから、お玉ですくって流し込みます。
表面が焼けてきたら、串を使ってひっくり返していきます。
タコ焼きを作るときは多めに流し込んで飛び出た部分も一緒に焼いていきますが、明石焼を作るときはこぼれないように穴に入れる生地は少なめにしたほうがひっくりやすいかなと思います。
自宅で作った明石焼のお味は?
先にお出汁(つけ汁)も用意しておきます。
昆布だしがなければ市販の白だしを薄めて作ることもできます。
- 昆布だし:400ml
- お酒:大さじ1
- 薄口しょうゆ:小さじ1
- 薬味:三つ葉やネギなど適量
明石焼が焼きあがりました
明石焼が焼きあがりました。
ちょっとフンワリ感が弱いですが、思ったほど見た目は悪くありません。
果たして味の方はどうでしょうか。
自分で作った明石焼のお味は?
お出汁につけていただきます。
鉄板で焼いているためか、お店で出される明石焼のような外フワフワ・中トロトロにはならず、中は少しもったりとした感じに仕上がっています。
お店で食べる明石焼に比べれば及びませんが、味の方はまあまあ美味しくできています。
タコ焼き粉で作るよりも、かなり明石焼に近い出来上がり。
卵は6個使いましたが5個でも良かったかも。次回は三つ葉も用意してみたいと思います。
皆さんも明石焼に挑戦してみてください
じん粉を使うだけで、自宅でもホットプレートを使って手軽に明石焼が楽しめます。
親戚の子供たちにも振舞いましたが「おいしい、おいしい」と大好評。
明石焼をつまみながらのビールも美味しいですよ。
明石・魚の棚商店街でじん粉を見かけたら、一度自宅での明石焼作りをお試しあれ。