明石公園・西芝生広場で「明石薪能」開催
伝統文化を今に伝える催し「明石薪能」が、2025年10月4日(土)に明石公園で開催されます。
28回目を迎える今回の演目は、狂言「茶壷(ちゃつぼ)」と能「融(とおる)」。
明石公園の西芝生広場に移動式の能舞台が設置され、かがり火の中、明石城を背景に狂言や能を堪能することができます。
チケットは、あかし案内所、明石文化国際創生財団、チケットぴあで販売中です。

お能を楽しむための会
当日の能「融」を楽しむために、事前解説講座と体験会が開かれます。
能についての基礎知識から当日の演目である「融」の解説まで、能初心者の方にもわかりやすく楽しく学べる「能の観かた」講座と、謡や仕舞の方を体験できる「体験の回」が開催されます。
事前に解説を受けておけば当日の能舞台をより堪能することができます。
「能の観かた」講座は参加料無料、「体験の回」は有料。いずれも事前申込が必要です。
能の観かた
開催日:①9月20日(土)ウィズあかし・学習室803、②9月27日(土)ウィズあかし・学習室704
時間:10:00~11:30
料金:参加無料
定員:各回40名
体験の回
開催日:①9月20日(土)ウィズあかし・学習室801、②9月27日(土)ウィズあかし・和室
時間:13:30~15:00
料金:500円
定員:各回20名
融のあらすじ
嵯映天皇の子どもであった源融は、源氏物語に登場する光源氏のモデルの一人ともいわれ、河原左大臣としても広く知られています。
京都・六条河原院は、昔の左大臣・源融の邸宅跡。かつての邸宅には陸奥の塩竈浦を再現した庭がありました。そこを訪れた旅僧の前に汐汲みと名乗る尉が現れます。尉は今や荒れ果てた六条河原院の歴史や京の名所を教え、汐を汲む様子を見せ、霧の中に姿を消します。この尉こそ、融の幽霊だったのです。その夜、僧の夢枕に在りし日の姿で源融の亡霊が現れ、月光に照らされながら美しく優雅な遊興の舞を披露します。亡霊は、時が流れるのを忘れたかのように楽しんだ後、明け方の光とともに再び月の都へ消えてゆくのでした。
平安時代の雅びやかな情景を思い浮かべながらお楽しみください。
チケット
- S席(指定席):前売7,000円、当日7,500円
- A席(指定席):前売5,000円、当日5,500円
- 自由席:前売2,500円、当日3,000円
- 自由席(高校生以下):1,000円
第28回明石薪能

【開催日】2025年10月4日(土)
【時間】17:30開場、18:15開演
【座席数】1,200席
【チケット販売日】2025年7月15日(火)~
【チケット販売所】あかし案内所、明石文化芸術創生財団、チケットぴあ
【場所】明石公園 西芝生広場(組立式能舞台)
【住所】兵庫県明石市明石公園1-27
ホームページ 令和7年度(2025年) 第28回明石薪能